ソリューションプロバイダーポータル

ソリューションプロバイダーポータル(SPP)は、サードパーティの開発者やサービスプロバイダー専用のゲートウェイです。Amazonの出品者やベンダーの顧客に提供するサービスのオンボーディングと管理ができます。
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2025年8月31日より、サードパーティのソリューションプロバイダーはセラーセントラルからSelling Partner API(SP-API)にアクセスできなくなります。 SP-APIを引き続き使用するには、当日までにアカウントをSPPに移行する必要があります。

ソリューションプロバイダーポータル(SPP)とは

ソリューションプロバイダーポータル(SPP)は、開発者やサービスプロバイダーがAmazonパートナー向けのソリューションを構築できる一元化されたゲートウェイです。SP-APIの開発者はセラーセントラルでアカウントを作成して管理する必要がなくなり、開発者アカウント、アプリケーション、プロフィールを1つのアカウントに統合できます。この統合により、管理が合理化し、高度な機能が提供されてサービスの管理や拡張が容易になります。

SPPはSelling Partner API統合の構築、拡張、最適化の専用ゲートウェイとなります。さらにSPPは、サービスプロバイダーセントラル(SP Central)がこれまで処理していた機能に代わって、サードパーティのサービスプロバイダーの登録、オンボーディング、サービスの公開先として動作します。
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オンボーディングとデータアクセス

ソリューションプロバイダーはこれまで、Amazonストアプログラムを利用する出品パートナーへのサービス提供で別々のアカウントを管理する必要があったため、オンボーディングまでの時間やソリューション提供のコストがかかっていました。SPPでは登録、承認の申請、アクセス管理を一元的にできる場所が提供されるため、オンボーディングが楽になります。オンボーディング後は、チームメンバーへの権限の委任、データアクセスの管理、パートナー認可の管理がすべて1か所でできます。
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コンプライアンス

ソリューションプロバイダーは、さまざまなプログラムに対応してコンプライアンス対策ができます。これには、Guardなどの連携して継続的に監視するツールを使用してAmazonのセキュリティ基準へのコンプライアンスを自動的に維持することなどが含まれます。
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市場投入までのスピード

SPPでは、1)Amazonの出品パートナーが使用するすべての外部ポイントへの即時統合と、2)新しいデータ利用機会の発見、評価、テストに役立つツールが提供されるため、市場投入までの時間を短縮できます。ソリューションプロバイダーは、セルフサービスツールやリソースにアクセスして簡単に始められます。
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API使用状況の監視

開発者はSPPでAPI使用状況の指標を見て、呼び出しの効率、成功率、エラーを分析できます。レポートをダウンロードして簡単に分析したり共有したりできるため、APIの使用を最適化できます。

変更の理由

この変更は、開発者やサービスプロバイダーがAmazonのパートナー、サプライチェーンパートナー、ビジネスバイヤーなどにソリューションを提供する方法を効率化するために行われます。SPPでは開発者やサービスプロバイダーに一元的な場所を提供します。ここで、登録やオンボーディングのほか、Amazonプログラムを簡単に見つけて登録したり、ビジネスを適切に管理するソリューションを探しているAmazonパートナーから認可を受けたりできます。

影響を受ける人

出品者、ベンダー、サプライチェーンパートナー、ビジネスバイヤーなどのAmazonのパートナーにアプリケーションやサービスを提供するサードパーティのSP-API開発者とサービスプロバイダー。

必要な対応

SP API開発者のアクション
既存のSP-API開発者は、次にセラーセントラルの「アプリの開発」にログインしたときに、移行のガイド付きワークフローが表示されます。このプロセスでは、複数のSP-APIプロフィールを1つのアカウントにまとめて統合とAPIオペレーションを簡素化できます。必要に応じて複数のプロフィールを保持することもできます。

新規のSP-API開発者は、SPPで直接登録してインテグレーションの管理、サンドボックスへのアクセス、アプリケーションの作成と出品、使用状況の指標の確認ができます。
サービスプロバイダーのアクション
サービスプロバイダーセントラルに登録している既存のサービスプロバイダーには、移行のサポートプロセスがあります。SPPへの移行を開始する連絡がAmazonからあります。それまでの間、アカウントやサービスの出品に影響はありません。

新規のサービスプロバイダーは、SPPで直接登録してオンボーディングできます。

今すぐ SPP にアクセスしてください

two Amazon boxes

よくあるご質問(FAQ)

SPPは誰が使用するのですか?
SPPを使用するのは主に出品者、ベンダー、サプライチェーンパートナー、ビジネスバイヤーなどのAmazonのパートナーに、アプリケーションやサービスを提供するサードパーティのSP-API開発者とサービスプロバイダーです。このようなサードパーティは、パートナーのプロセス自動化や日常業務に役立つさまざまなソリューションを提供しています。
サードパーティの開発者とサービスプロバイダーとは誰ですか?
サードパーティの開発者とは、認可されたユーザーに代わって、許可された用途のためにAmazonサービスAPIまたはAPIマテリアルを使用する個人または法人のことです(該当する場合はお客様も含まれます)。サービスプロバイダーとは、AmazonパートナーがAmazonでのビジネスを運営する際の日常的な管理や専門的な面を支援するサードパーティの個人と法人です。
SPPが解決するソリューションプロバイダーの大きな課題は何ですか?
1. オンボーディングとデータアクセス: ソリューションプロバイダーはこれまで、Amazonストアプログラムを利用する出品パートナーへのサービス提供で別々のアカウントを管理する必要があったため、オンボーディングまでの時間やソリューション提供のコストがかかっていました。SPPでは登録、承認の申請、アクセス管理を一元的にできる場所が提供されるため、オンボーディングが楽になります。オンボーディング後は、チームメンバーへの権限の委任、データアクセスの管理、パートナー認可の管理がすべて1か所でできます。

2. 市場投入までのスピード: SPPでは、1)Amazonの出品パートナーが使用するすべての外部ポイントへの即時統合と、2)新しいデータ利用機会の発見、評価、テストに役立つツールが提供されるため、市場投入までの時間を短縮できます。ソリューションプロバイダーは、セルフサービスツールやリソースにアクセスして簡単に始められます。

3. コンプライアンス: ソリューションプロバイダーは、さまざまなプログラムに対応してコンプライアンス対策ができます。これには、Guardなどの連携して継続的に監視するツールを使用してAmazonのセキュリティ基準へのコンプライアンスを自動的に維持することなどが含まれます。

4. API使用状況の監視: 開発者はSPPでAPI使用状況の指標を見て、呼び出しの効率、成功率、エラーを分析できます。レポートをダウンロードして簡単に分析したり共有したりできるため、APIの使用を最適化できます。
SPPにはセラーセントラルやデベロッパーセントラルにはない、どのような新機能がありますか?
SPPには以下の機能が導入されています。
1. ソリューションプロバイダーのサービスを管理する独立した環境
2. SP-API開発者の統合効率を高めるAPI使用状況ダッシュボード
3. ソリューションプロバイダーの組織レベルのアカウントアクセスを管理するユーザー権限
SPPに今後追加される機能はありますか?
通知設定:ソリューションプロバイダーはAmazonからのさまざまな通信の通知方法と連絡先を選択できるため、効果的かつ実用的なコミュニケーションが可能です。

サービスプロバイダー向けのセルフサービス出品:サービスプロバイダーネットワークへのサービスの出品を迅速かつ簡単に申請できるため、検索機能が向上します。

サービスプロバイダー向けの認可の効率化:出品パートナーは、サービス出品の詳細ページをクリックするだけで、SPN出品に登録されているサービスプロバイダーを簡単に認可できます。
既存のサードパーティSP-API開発者はどのようなアクションが必要ですか?
開発者がSelling Partner APIを引き続き使用するには、2025年8月31日までに既存のSP-API統合とアカウントをSPPに移行する必要があります。次のお知らせが届くまで、既存のサービスプロバイダーにすぐに必要なアクションはありません。
サードパーティのSP-API開発者が2025年8月31日までに移行しないとどうなりますか?
Selling Partner APIにアクセスできなくなり、SP-APIベースのアプリケーションやソリューションを運用できなくなります。
SPPは他にどんな人が使用できますか?
SP-APIとセルフ統合している出品パートナーもSPPで開発者アカウントを統合できます。出品者でもある開発者はセラーセントラルの「アプリの開発」にアクセスでき、ベンダー開発者はVendor Centralの「APIの統合」からSPPにアクセスできます。
開発者とサービスプロバイダーはどこでサポートを受けられますか?
どちらもサポートチームにケースを送信できます。連絡先情報とリソースは http://solutionproviderportal.amazon.com/support でご確認ください。
サードパーティのSP-API開発者は、SPPでアカウントを統合するかどうかを選択できますか?
はい。アカウントを別々に保持することも、組み合わせて統合アカウントとすることもできます。ただし、すべての開発者向け機能は最終的にSPPからアクセスするようになります。
SPPアカウントはすべてのストアが対象ですか?
はい。SPPはすべてのストアのソリューションプロバイダーにサービスを提供するグローバルサイトです。
移行後も元のセラーセントラルアカウントを使用できますか?
はい。販売目的で維持されている場合は可能です。ただし、サードパーティソリューションプロバイダーの機能はすべてSPPにリダイレクトされます。
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